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協会コラムVol.4 脳の疲労

協会コラム ~だから、Medicell~
Vol.4 脳の疲労

疲労は筋肉をはじめとして、色々な組織に起こるのだということは、みなさんご理解かと思います。

目が疲れたとか、内臓が疲れているとか、色々と。
さらに、精神的な疲れを感じることも多いですね。

精神的な疲労は当然ですが、脳のメカニズムによって起きます

それのみならず、あらゆる疲労は中枢つまり脳の状態が中心だとわかってきました。
前回、神経の疲労についてお伝えしましたが、中枢神経である脳で、疲労という現象が起きるのです。
それも当然で、脳は膨大な数の神経の集合体です。その神経細胞どうしの間で、インパルス(電気信号)のやり取りが、生きている間中、一時も絶えることなく、行われているのですね。

神経細胞の間でのインパルス(電気信号)のやり取りを、伝達と言います。

フレッシュな状態では、脳内の伝達が活発に起きています。
ところが、この伝達に不具合が起きるのが、疲労が起きるメカニズムの中心だったのですね。
つまり、私たちは疲労が起きたり、疲労を感じたりする場合には、必ず脳の疲労が起きているということです。何故ならば、脳があらゆる心身の状態をつくり出すからです。

「健康のためには、疲れを持ち越さないようにしましょう。」と言われますが、これはその通りで、とても大切なポイントです。蓄積した疲労は、健康上の不調さらには病気の引き金になる。

その理由は、抜けない疲労状態すなわち脳が疲労している状態だからです。

脳での伝達が不調だと、脳から全身へ送られる様々な命令に影響が出て、身体の正常な働きを乱します。当然、脳そのものの働きによる精神的な状態や知的活動なども、正常な状態ではなくなります。
ズバリ、健康でいるためには、疲労を残さないようにすることが欠かせない。

つまり、脳の疲労を日々取る必要がある。

気分転換とか、気晴らしとかしたくて、実に色々なことを私たちはやりますよね。
それこそ数えきれない、リラックスや癒しのためのあれこれが出回っています。
こうしたニーズを持っている人の数は数えきれなく、さらに増えることはあっても、減ることはないでしょう。

言わば「脳疲労スッキリ解消法」は、正しく時代が求め続けている、超必須アイテムです!

筆者:竹内 研(一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長)

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