メニュー

NEWS・お知らせ

協会コラムVol.5 これが難しい「その日の疲れはその日の内に。」

協会コラム ~だから、Medicell~
Vol.5 これが難しい「その日の疲れはその日の内に。」

疲労は英語でfatigue。疲労困憊はexhaustion。
疲労が残っていない状態ってどんな状態?

解りやすく言うと「体も気持ちも、心地よい状態。」

朝からそんな状態の日って、一年の内で何日あるかな?

疲労って、体の色々な組織に起こりますね。

ストレス学説で有名なハンス・セリエ博士によると、人間が何かをすると、またはなんらかの環境に身を置いていると、その刺激に対して、反応が起こります。

警告反応期と言って、その刺激に対して、体の状態を正常な範囲に保つように働きます。これは適応と呼ばれます。ここで、その刺激がなくなれば良いのですが、引き続いて刺激が加わると、疲憊(ひはい)期に入って、疲労による心身の状態や症状が出ます。疲れが抜けきらないまま暮らしている人たちが多いのですが、その人たちはずっと疲憊期にいるということになります。

心身への刺激、正確にはストレッサー(ストレス刺激)と言いますが。これに対して適応する場合、自律神経系が中心として働きます。

自律神経系の働きを中心とした適応が追い付かなくなった時、自律神経の不調が起こって、疲労症状が出ます。

つまり、疲労が抜けない、残っている、とか感じる時は、自律神経の働きに不備が起こっているということです。

その具体例として、疲労状態のときは、心拍数が多い、血圧が高い、などという体の反応が出ます。これらは自律神経の働きですね。

自律神経は健康な心身を保つ中心。

そしてありとあらゆる身体の機能に関わっています。

疲労が抜けきらないということは、自律神経の働きが本調子ではないということ。

慢性的な疲労状態というのは、慢性的な自律神経の不調を起こしている可能性があるということ。

日々の自分の疲労について、意識を向けた方が良いですね。

一覧へ戻る