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協会コラムVol.8 暑い季節は気管にもご用心

協会コラム ~だから、Medicell~
Vol.8 暑い季節は気管にもご用心

気管などの不調を感じるのは、寒い季節に限る訳ではありません
暑い季節にも、気管、つまり空気の通り道に違和感や不調を感じることも、珍しくはありません。

スポーツ経験のある方々は、しばしば体験されたと思います。

練習やトレーニングの後、特に暑熱環境で頑張った後で、喉や気管に違和感を感じたり、時には咳が出るとか、になったことが。

「いわゆる夏風邪を引いてしまったかな?」と思ったりしますね。

確かに、風邪の症状に似ていますが、暑熱環境、つまり比較的高温の空気が、気道を通過すると、風邪とは違って、気道の粘膜がダメージを受けると言われています。

スポーツなどをすると、通過する空気の量、つまり換気量が増えるので、なおさらです。
気管は空気が通るたびに、少し広がりますけど、その拡張もし辛くなります。
高温環境では、自律神経も交感神経優位になります。
そうなるとさらに空気の通り道も広がりにくくなります。

ではどうするか?

喉(咽頭部)から気道が乾いている状態なので、喉を濡らすことは必要ですね。
そして、体のどの組織であっても、水分が運ばれないと、乾いたままになりますね。
体の中では、常に、水分が流動している状態が、良い状態です。
血液やリンパ液だけではありません。
その他の体液が、いつも循環している。

調子が悪い箇所は、往々にして、この体液循環が悪くなっています

組織ごとに、その組織を包む膜が硬くなったり、へばり付いたりすると、体液循環が悪くなりますね。

空気の通り道、つまり喉から胸元にかけて解してあげるのは、とても良いことですね。

筆者:竹内 研(一般社団法人日本メディセル療法協会理事・学術委員長)

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